美しいストーリーを紡ぐ服作り、JACQUEMUS<ジャックムス>
ミニマルの中の意外性、JACQUEMUS<ジャックムス>に迫る
近年さまざまなセレクトショップでその存在感を表し始めたブランド、ACQUEMUS<ジャックムズ>。
ミニマルなデザインな中にも、JACQUEMUSでしか表現できない意外性が、特に上級者からの視線が熱い理由のひとつでしょう。
今回は、ブランド設立に至ったデザイナーの経歴や、マストバイのアイテムまで紹介していきますので、お見逃しのないよう、ご覧くださいね。
JACQUEMUSについて
当時19歳の Simon acquemus(サイモン・ジャックムス)がスタートしたレーベル 。
彼はファッションの専門学校を出たわけではなく、独学で服作りを始めている。
彼はもともと、18歳で故郷の南フランスからパリに出てきて、ファッションの専門学校であるエスモードに入学したが、その直後に母が他界。
そのとき彼はふと「準備はできた。自分の本当にやりたいことがわかった。」と感じ、
学校をやめ、ブランド設立を決意したと言います。
異例の経歴ながらも、2013年SSからはパリ・ファッション・ウィークの公式スケジュールでコレクションを発表しています。
コンセプトは「美しいストーリーを紡ぐ服作り」。
一気に現代フランスのモード界で代表的なブランドにまでのぼりつめました。
革新的なシルエットや、独自のツイストを加えたクラシックなフォルム、フロントタイのディテールに代表される意外性にあふれたモチーフが特徴。
アンダーグラウンドやポップカルチャーの影響を受けつつもミニマルで、どこか洗練されたウェアを展開しています。
JACQUEMUSの魅力
彼が、昔も今も最も興味のあるものは”映画”で、それは服作りの際も表現されています。
コレクションを考えるときはいつもストーリー作りから始めると言い、「服はストーリーの飾りに過ぎない」とさえ言っています。
また、ゴダールの映画へのリスペクトから、コレクションにはいつも必ずタイトルがつけられており、服をデザインする前から、ショーの舞台も音楽もあらゆるパフォーマンスの細部まで作り上げて制作に入るそう。
彼の世界観やカルチャーからの影響が、JACQUEMUSをより洗練された印象に引き立てているのかもしれませんね。
JACQUEMUSのアイテム紹介
コレクションごとに一本の映画を観ているようなJACQUEMUS。
新時代の寵児が描くアヴァンギャルドなアイテムを紹介していきますので、チェックしてください。
JACQUEMUSのマストバイはまずBAGから。
ミニマルなサイズ感とデザインが愛される理由です。
【JACQUEMUS LE CHIQUIT GRAINED LEATHERBEG】
こちらも人気のミニサイズバッグ。
ストラップがついているので肩掛けでもOK。
【JACQUEMUS Black 'Le Maille Risoul' sweater】
こちらはベーシックなスタイルながらも革新的なデザインが際立つトップス。胸元のジップでスタイリングを遊べそうですね。
コインケースはJACQUEMUSならではのアイテムのひとつ。
アクセサリー感覚で身につけても◎。
いかかでしょうか。
デザイナーのサイモンの才能と感性の魅力が詰まったコレクションを堪能してくださいね。